ユベントスがウェストハムのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(24)獲得のため、争奪戦に参戦する可能性があるようだ。
ローマの下部組織出身であるスカマッカは、ジェノアやサッスオーロなど国内クラブで優れたパフォーマンスを披露し、昨夏にウェストハムへ完全移籍で加入。しかし、負傷やプレミアリーグへのフィットに苦しみ、加入初年度は27試合8ゴールの数字にとどまった。
これを受けて、復活を目指すスカマッカはイタリアへの復帰を希望。古巣のローマやミランが獲得に動いているが、どちらもレンタルでの獲得を基本線としており、完全移籍を求めるウェストハムとの間で交渉は停滞している。
そんな中でも、ローマが買い取りオプションを含めたレンタルをオファーするなど獲得レースをリードしていたが、イタリア『スカイ・スポーツ』によるとここに来てユベントスも争奪戦に参戦する可能性があるとのことだ。
ユベントスは今夏の移籍市場で、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチの売却を検討。7500万〜8000万ユーロ(約116億2000万〜124億円)程度の移籍金を提示されれば応じる構えであり、現在はチェルシーが強い関心を示している。
仮にヴラホビッチの売却が成立した場合、ユベントスはスカマッカに対して完全移籍のオファーを出す可能性もある模様。そうなれば、ウェストハムはユベントスへの売却を優先すると考えられる。
