ナ・リーグがディアスの逆転弾で球宴勝利! 大谷1四球・千賀登板なし

【ナ・リーグ3-2ア・リーグ】@T-モバイル・パーク

今年で93回目の開催となった真夏の祭典オールスター・ゲームは、8回表にエリアス・ディアス(ロッキーズ)の2ランで逆転に成功したナ・リーグが3対2でア・リーグを破り、2013年から続く連敗を9で止めた。ナ・リーグ7番手のカミロ・ドバル(ジャイアンツ)が勝ち投手となり、9番手クレイグ・キンブレル(フィリーズ)がセーブを記録。これで通算成績はア・リーグ47勝、ナ・リーグ44勝(2引き分け)となっている。

両リーグの投手陣が奮闘し、ロースコアの接戦が展開されたゲームをナ・リーグが逆転で制した。2回裏にヤンディ・ディアス(レイズ)のソロホームランで先制を許したナ・リーグは、4回表に前半戦打率.383と驚異の数字をマークしたルイス・アライズ(マーリンズ)がタイムリーを放ち同点に。しかし、6回裏に登板したアレクシス・ディアス(レッズ)が連打で一死2・3塁のピンチを迎えると、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)の犠牲フライで勝ち越しを許した。

接戦となった展開で両チーム守備陣も好プレーを連発。1回表、ア・リーグの右翼アドリス・ガルシア(レンジャーズ)がフェンス際のフライを好捕すると、左翼ランディ・アロザレーナ(レイズ)も長打性の打球を掴み取るファインプレーと両翼が好守を披露。ナ・リーグも途中出場の三塁手オースティン・ライリー(ブレーブス)がボテボテの打球を素手で捕って1塁へ送球するダイナミックなプレーで応じ、引き締まった試合を盛り上げた。

5番手で登板したカルロス・エステベス(エンゼルス)に無安打2奪三振に封じられるなど、相次いで出てくる好投手を相手に苦戦していたナ・リーグ打線は8回表に奮起。9番手フェリックス・バティスタ(オリオールズ)から四球でチャンスを作ると、ディアスがバティスタの浮いたスプリットを見逃さず、レフトスタンドへ運んで逆転に成功した。リードをもらった投手陣は、8番手ジョシュ・ヘイダー(パドレス)と9番手キンブレル(フィリーズ)が無失点に抑えて逃げ切り、夢の祭典を締めくくった。

自身3度目のオールスター・ゲーム出場となった大谷は、「2番・DH」でスタメン出場。第1打席はナ・リーグ先発ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)の前にフルカウントから変化球で三振を奪われるたものの、アレックス・カッブ(ジャイアンツ)と対戦した4回裏には四球で出塁し、1打数0安打1四球で出番を終えた。前日のインタビューで「打ってみたい」と語っていたホームランは放つことができず、来年以降の出場での活躍に期待がかかる。なお、ナ・リーグの一員として選出されていた千賀滉大には登板機会が巡ってこなかった。

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