オールスターMVPは逆転弾のディアス ロッキーズ史上初の快挙

ナ・リーグの11年ぶり勝利で幕を閉じたオールスター・ゲームで、8回表に逆転2ランを放ったロッキーズのエリアス・ディアスがMVPに選出された。ディアスはロッキーズ史上初のオールスター・ゲームMVP受賞。また、この日は守備には就かなかったものの、捕手のMVP受賞は2010年のブライアン・マッキャン以来史上6人目(7度目)以来の快挙となった。

ロッキーズで正捕手を務めるディアスは、今季前半戦で打率.277、9本塁打、45打点、OPS.763をマークし、チーム唯一の球宴メンバー入り。パイレーツをノンテンダーFAとなった2019-20年オフに、ロッキーズにマイナー契約で加入し、アピールを続けてメジャー契約を勝ち取ると、徐々にチームの信頼を得てレギュラーに定着していた。この日は8回表無死2塁の場面に代打で登場すると、オリオールズの守護神フェリックス・バティスタの決め球を捉えてレフトスタンドに逆転弾。32歳の苦労人が初の夢の舞台で大仕事をやってのけた。

嬉しいMVP受賞となったディアスは、現地テレビ局のインタビューで「(ベースを回っている間は)押し寄せる自分の感情に圧倒されそうだったよ。キャリアの中でこんな場所に立つ時が来るなんて考えたことはなかったからね。でも、勝利に貢献することができて、MVPにもなれたのは本当に特別なことだ」と喜びのコメント。この日球場まで足を運んでいた母のことを問われると感極まる姿も見せた。

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