東証反落、終値3万1943円 円高重荷、半導体株が下落

東京証券取引所

 12日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。外国為替相場の円高ドル安進行が重荷となり、製造業を中心に業績が伸び悩むと不安視された。受注低迷への懸念から半導体株の下落が目立った。平均株価は節目の3万2000円を割り込み、約1カ月ぶりの安値を付けた。

 終値は前日比259円64銭安の3万1943円93銭。取引時間中の下げ幅は一時400円を超えた。終値は、3日に付けた直近の高値から1800円超下がっている。

 東証株価指数(TOPIX)は14.92ポイント安の2221.48。金融所得課税強化を巡って株価下落が続いた2021年秋以来、約1年9カ月ぶりに7営業日続落した。

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