殺人未遂疑い、候補生を追送検 陸自小銃発射事件、警務隊

陸自日野基本射撃場=岐阜市

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で6月、隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件で、陸自の警務隊は12日、大けがをした3等陸曹(25)への殺人未遂容疑で自衛官候補生の男(18)を追送検した。岐阜地検が明らかにした。

 追送検容疑は6月14日、陸自日野基本射撃場で原悠介3曹(25)に向け「89式5.56ミリ小銃」を発射した疑い。原3曹は左脚に3カ月の重傷を負った。

 岐阜県警などによると、事件は候補生が対象の射撃訓練中に起きた。菊松安親1曹(52)=陸曹長に特別昇任=と八代航佑3曹(25)=2曹に特別昇任=は死亡した。

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