ジェイ・Z、ロック・ネイション・スポーツとイタリア・セリエAとの“戦略的パートナーシップ”発表

ジェイ・Zがスポーツ界で活躍の場を広げている。ラッパーで実業家でもある彼のロック・ネイション・スポーツが、現地時間2023年7月10日、イタリアのプロサッカー・リーグ、セリエAと契約を結んだとSNSで発表した。

米Deadlineによれば、両者の“戦略的パートナーシップ”は、デジタル・コンテンツやアクティベーション、イベントを通じて既存のファンを取り込み、新たなファンを獲得することで、北米でセリエAを成長させることを目的としている。ロック・ネイションとセリエAは2019年から協力関係にある。

ロック・ネイション・スポーツのマイケル・ヨーマーク社長は、「セリエAがアメリカ全土でブランドを拡大する手助けをし、世界最高峰のサッカー・リーグの1つであるセリエAの継続的な成長につながるブランド認知度の向上と共に、有意義な商業的パートナーシップの構築を支援できることを大変うれしく思っている」とコメントしている。

昨年10月に経済誌フォーブスのライター、ザック・オマリー・グリーンバーグは自身のZogblogで、ヒップホップの最も裕福なアーティスト・リストを公開し、ジェイ・Zがラップ界で唯一の億万長者(ビリオネア)としてリストのトップに君臨していることを伝えた。グリーンバーグは、音楽(ロック・ネイションのエンターテインメント)から不動産、スピリッツ(シャンパンのアルマン・ド・ブリニャック)、そして大成功を収めたリアーナのブランドSavage X Fentyを含むスタートアップ企業まで、あらゆるものへの投資を含む多角的なポートフォリオのおかげで、ジェイの資産は15億ドル(約2,090億円)にまで増えたと推定している。

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