安倍派が新体制をめぐって駆け引き激化!集団指導体制?新リーダー?どちらに決まる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年7月11日に公開された動画のテーマは……5人組派?新リーダー派?安倍はどうなる?

ゲストに元衆議院議員の豊田真由子氏をお招きし、安倍派の新体制に向けた動きについて語っていただきました。

5人組派VS新リーダー派の対立はどうなる?

【このトピックのポイント】
・安倍氏は保守派をまとめられる稀有な人物。失った影響は大きかった
・「会長になりたいけど今はなれない」の結論が安倍派の集団指導体制
・集団指導体制で落ち着くと豊田氏は予想。最終的な新会長については明言を避ける

安倍元首相銃撃事件から1年 献花台に長い列

安倍元首相が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃されて死亡した事件から1年が経ちました。

政治思想的にも政局的にも、この事件が政治の世界に与えた影響は大きいと豊田氏は語ります。特に安倍氏は保守派の意見をまとめる力があり、岸田首相もその力を頼りにしていたようです。

もし安倍氏が存命であれば、防衛政策など対立軸が大きい政策をとりまとめる過程において今とは違うものになった可能性に言及しました。

豊田氏「あとは保守派の論客の人たちが漂流しちゃっているところはありますよね」

安倍派対立 5人組派VS新リーダー派

会長不在の状態が続く安倍派では、新体制をめぐって対立が起きているようです。

萩生田氏、世耕氏、松野氏、西村氏、高木氏は5人による集団指導体制を訴える一方、会長代理を務める下村氏や塩谷氏は新会長を決定するべきとの考えを示しています。

集団指導体制について、豊田氏は「会長になりたいけど、色んな状況を鑑みて5人でやったほうがいいという話」と解説。会長の座を狙うものの、会長として多くの人に後押ししてもらえない状況が集団指導体制につながっているようです。

今の安倍派の状況について豊田氏は「派閥のトップをめぐって争いが起きるのは普通のこと」とコメント。

ただ、今回は安倍氏が後継指名をするタイミングもなく突然亡くなってしまったことが争いの特殊な要因となっていると語ります。

党役員人事や内閣改造も噂されるなか、派閥としては人事や政策など派閥としての影響力が減退しないことが重要なポイント。特に若手や中堅にはその思いが強いとのことで、その点を踏まえ安倍派の今後の動向が注目されるところです。

豊田氏「あとは……森喜朗元首相ですね」

MC鈴木邦和「森さんの影響力は今でもすごい?」

豊田氏「そうですね。森元首相の院政に戻ったって感じじゃないですかね」

豊田氏は安倍派の今後について、集団指導体制で落ち着くと予想。「全員が納得する形というのは難しいので、遺恨を残しながらまとまっていくしかない」とコメントしました。

5人による集団指導体制になったとしても、最終的には派閥の会長を1人に絞ることが考えられます。

MC鈴木が新会長の予想を問うと、豊田氏は「どの先生もご立派ですから!」と明言を避けました。ただ、総裁候補を派閥として出すのかどうかは1つのポイントになるとのことです。

派閥の会長と総裁候補を別に据えるという選択肢もありとのこと。

MC鈴木「その場合、人事とかの時にどっちがどういう影響力を持つんですかね?」

その場合のパワーバランスは役職によって決まるのではなく、その人が持つ影響力によって役職が決まる、と豊田氏は解説しました。

豊田氏「どのポジションがっていうよりは、誰がどういう力を持っているかによってどういう役割を果たすか、ですね。ベクトルは逆ですね」

動画本編はこちら!

安倍派新体制はどうなる?分裂の可能性は?

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