野生動物保護で功労表彰 古城小、紙屋小に環境省

 環境省の野生生物保護功労者表彰で、オオイタサンショウウオの保護活動に取り組む宮崎市・古城小(土屋貴代校長、93人)=写真上=と、野鳥の保護や啓発活動を続ける小林市・紙屋小(木塲麻利子校長、62人)=同下=が、日本鳥類保護連盟会長褒状をそれぞれ受けた。
 古城小は2013年に保全飼育活動を始め、地域の協力を得て産卵場所のビオトープを整備。卵をふ化させて3、4年生が飼育し、放流している。6年の安井良斗君(12)は「先輩たちのおかげ。活動が続くよう環境を大切にしたい」、土屋校長は「命を守る教育として続けたい」と語った。
 紙屋小では3年生が野鳥の保護について学び、木々に囲まれた校内の広場・一徳園で野鳥観察などにも取り組んでいる。6年の石川ひかりさん(12)は「動植物を大切にする思いを後輩も引き継いでほしい」、木塲校長は「一徳園を整備してくださる地域の方に感謝したい」と話していた。
 同褒状は全国9個人6校に授与された。

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