【JDD】武豊「前半力んでかかったのが…」ミトノオーはラスト失速で3着

直線入口から突き放しにかかったミトノオーだったが、ラスト1ハロン付近から失速。ラストは止まってしまい3着に敗れた。スタートからスッと先手を取ったが前向き過ぎるその行きっぷりでややかかるような格好に。鞍上の武豊騎手は、前半のロスをやや悔やんだようにレースを振り返った。

3着 ミトノオー
武豊騎手
「前半力んでかかったのが痛かったですね。力んでいる分、最後スタミナがなくなりました。前向き過ぎるところがあるので今後の課題でもあります。能力はありますね」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12日、大井競馬場で行われた11R・ジャパンダートダービー(Jpn1・3歳オープン・ダ2000m)は、御神本訓史騎乗の1番人気、ミックファイア(牡3・大井・渡邉和雄)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に6番人気のキリンジ(牡3・栗東・佐々木晶三)、3着に3番人気のミトノオー(牡3・美浦・牧光二)が入った。勝ちタイムは2:04.6(良)。

2番人気で川田将雅騎乗、ユティタム(牡3・栗東・須貝尚介)は、4着敗退。

見事に中央勢撃破

2023JDD・ミックファイアと御神本訓史騎手 (C)Hiroki Homma

1番人気に支持された御神本訓史騎乗のミックファイアが、南関東無敗の三冠を達成した。2001年トーシンブリザード以来となる偉業。大歓声の競馬場からは「御神本コール」が鳴り響いた。道中は武豊騎乗、ミトノオーのペースで直線入り口から突き放しにかかる展開に。逃げ粘るかと思われたところで、ミックファイアが襲いかかった。5、6番手の位置から虎視眈々と機を伺ったミックファイアがラスト1ハロンから猛追。鮮やかな差し切りを決めて、栄光のゴールへ飛び込んだ。

ミックファイア 6戦6勝
(牡3・大井・渡邉和雄)
父:シニスターミニスター
母:マリアージュ
母父:ブライアンズタイム
馬主:星加浩一
生産者:高橋ファーム

【全着順】
1着 ミックファイア 御神本訓史
2着 キリンジ 藤岡佑介
3着 ミトノオー 武豊
4着 ユティタム 川田将雅
5着 オーロイプラータ 団野大成
6着 ゴライコウ 幸英明
7着 ドラケン 菅原涼太
8着 ブルマリンシェール 町田直希
9着 オマツリオトコ 横山武史
10着 ライズゾーン 今野忠成
11着 テーオーリカード 岩田望来

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