「1円募金」妊婦支え30年 札幌のボランティア「円ブリオ北海道」 22人に助成 中高生に授業も 13日から集中電話相談

妊娠SOSほっとラインの活用を呼びかける円ブリオ北海道の堤邑江会長(右)と手作りの募金箱を持つ中西純子事務局長

 札幌市内を中心に、経済的な理由や予期せぬ妊娠で出産に不安を抱える女性を支援する「円ブリオ北海道」が10月、設立30年目を迎える。電話相談「妊娠SOSほっとライン」で悩みに向き合い、1口1円からの募金で22人の出産を支えてきた。節目の今年はコロナ禍で中断していた出前講座や講演会を再開する予定で、堤邑江(くにえ)代表(82)は「おなかの中の赤ちゃんとお母さんを応援する存在であり続けたい」と意気込む。

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