●延長途中2-3、激戦水入り
天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権3回戦は12日、各地で行われ、富山代表のJ3・カターレ富山は富山市の富山県総合運動公園陸上競技場でJ1・アルビレックス新潟と対戦、雷の影響で中断を繰り返し、激しい雷雨のため、試合は延長途中で中止となった。2―3でリードを許していた。ホームの声援を背に格上に食らいつき、FW松岡大智選手(滑川市出身)が2ゴールを挙げた。
●19日に延長後半分
試合は19日午後7時から、延長後半分を同会場で実施する。
J3で3位の富山は9日のリーグ戦から先発メンバーを9人入れ替え、J1で14位につける新潟に挑んだ。前半は新潟に押し込まれる展開が続き、前半20分に先制点を許した。
後半は富山が流れをつかんだ。1点を追って攻め立て、13分に松岡選手が豪快なミドルシュートでリーグを含む今季初ゴールを決め、会場をどよめかせた。33分には再び松岡選手が2点目を奪って逆転。富山の選手たちはゴール裏のサポーターの前に駆け寄り、抱き合って歓喜に沸いた。
しかし、その4分後に失点し、2―2の同点とされ、延長前半5分に失点した。
雷雨の中、3837人の観客が激闘に熱い声援を送り続けた。
富山は6月の2回戦でJ1・京都サンガF.C.をPK戦の末に下し、チーム創設以来、初めてJ1クラブを撃破した。