安保理、北朝鮮会合開催へ ICBM発射で日米が要請

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は12日、日米などの要請で、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を協議する公開会合を13日午後(日本時間14日午前)に開くことを決めた。議長国の英国が明らかにした。

 安保理では中国とロシアが北朝鮮を擁護し、2018年以降は弾道ミサイル発射に具体的な対応を取れずにいる。米国が北朝鮮を非難する議長声明の採択を働きかけているが、中ロの同意を得られていない。

 国連のグテレス事務総長は報道官を通じた声明で、北朝鮮のICBM発射を批判し、関連の安保理決議を順守するよう求めた。

 ICBMは12日に首都平壌付近から高角度のロフテッド軌道で発射され、約74分間飛行し、北海道・奥尻島西方約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されている。

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