12日にバルセロナへの移籍が発表されたブラジル代表FWヴィトール・ロケ。
3月に行われた国際親善試合でロナウドと同じ18歳にしてブラジル代表デビューを果たし、「次なるセレソンのエース」として期待されるアタッカーだ。
アトレチコ・パラナエンセを昨年のコパ・リベルタドーレスで決勝まで導き、U-20南米選手権では得点王に輝いて優勝に貢献している。
バルセロナはその有望な選手を最大6100万ユーロ(およそ93.7億円)という移籍金で獲得することに成功したのだ。
そして、その獲得発表の際に注目されたのが彼が「ティグリーニョ」という愛称で伝えられていたことだ。
ティグリーニョというのは英語で言えば小さなタイガー。虎を表している言葉だ。
『umdoisesportes」が伝えたところによれば、その「ティグリーニョ」という愛称は元々父親のフベナル・フェレイラの存在、そして「虎の子は虎」という意味のことわざ「Filho de Tigrão, Tigrinho é」に由来しているそう。
アマチュアのサッカー選手であったフベナル・フェレイラは「ティグラオン」(大きな虎)という愛称で知られる守備的ミッドフィルダーであったとか。そのためその息子は自動的にティグリーニョと呼ばれるようになったという。
その息子であるヴィトール・ロケも当初はボランチとしてプレーしたものの、その攻撃的才能が見込まれて前線にコンバートされたのだとか。
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ヴィトール・ロケ自身もそれを表すタイガーのゴールパフォーマンスをするため、バルセロナはブランディングの一つとしてまだそこまで定着していないこの愛称を積極的に使用しているよう。