小説「転職の魔王様」ドラマ化 茨城・行方でロケ 作家・額賀さん見学 「放送楽しみ」

撮影を見守る額賀澪さん=行方市内(同市提供)

茨城県行方市出身で作家の額賀澪さんの小説「転職の魔王様」を原作にした同名ドラマの放送が17日、フジテレビ系で始まる。行方市内で行われた撮影には額賀さんも見学に訪れており、作品の見どころなどを語った。

ドラマは「転職の魔王様」という異名を持つキャリアアドバイザーの男性が主人公。転職希望者たちが持つ仕事や人生の悩みを毒舌で一刀両断しながら、働く自信や希望を取り戻させていくストーリー。主演は成田凌さん、ヒロインは小芝風花さんが演じる。

作品のドラマ化は初めてという額賀さんは「私が世界で一番放送を楽しみにしている」と話し、故郷で撮影が行われたことに対しては、「まさか地元でロケがあるとは思わなかった。すごく不思議な気持ち」と明かした。

執筆のきっかけを「日々の生活の中で大きなウエートを占めている仕事を変えるという行為には、いろいろなドラマが眠っていると思った」と振り返った額賀さん。読者や視聴者に「頑張って働いている人に、必ず何かしら届くメッセージがある物語になっているので、小説もドラマも楽しんでほしい」と呼びかけた。

「転職の魔王様」は、17日から、フジテレビ系の毎週月曜日午後10時から10時54分(初回は15分拡大)で放送される。

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