燃料高騰、運転士不足深刻 宮交路線バス全線値上げ

今秋から運賃を値上げする方針が発表された宮崎交通の路線バス

 路線バスの運賃を10月から値上げする方針を12日に発表した宮崎交通。燃料費の上昇や移動需要の縮小、深刻な運転士不足は全国でも同様で、各地で値上げが相次いでいる。利用者からは公共交通手段を守る手段として理解を示す一方、戸惑いの声も聞かれた。
 大阪府と奈良県の一部で運行する近鉄バスも同日、運賃値上げを近畿運輸局に申請。認可されれば11月から平均12.5%程度改定し、初乗り運賃を170円から200円にする。九州では九州産交バスが今秋、西日本鉄道も来年1月からの改定を既に発表。初乗り運賃はそれぞれ180円(値上げ幅20円)、210円(同40円)となる。

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