アストンヴィラ、ビジャレアルからスペイン代表DFパウ・トーレスを獲得

写真:エメリ監督と再会することになったパウ・トーレス ©Getty Images

アストンヴィラは7月12日、ビジャレアルからスペイン代表DFパウ・トーレスを完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は14番になることも併せて発表されている。

契約の詳細は明らかにされていないが、イギリス『スカイスポーツ』電子版によると移籍金は3300万ポンド(約59億3310万円)で、これは2021年にノリッジからアルゼンチン代表MFエミリアーノ・ブエンディアを獲得した際に支払った3800万ポンド(約68億3290万円)に次ぐクラブ史上2番目の高額取引だという。また、スペイン『マルカ』紙電子版によると、契約期間は2028年6月30日までの5年間となっている模様。

パウ・トーレスはビジャレアルの下部組織から2017年にトップチームに昇格。マラガへの期限付き移籍を経てビジャレアルで主力に定着し、同クラブで公式戦通算173試合12ゴールの成績を残していた。また、2019年10月にはスペイン代表にもデビューを飾っており、ここまで23試合1ゴールを記録。昨冬のカタール・ワールドカップにも出場している。

現在アストンヴィラで指揮を執るウナイ・エメリ監督は2020-21シーズンから2022-23シーズン途中までビジャレアルの指揮官を務めており、2020-21シーズンにはトーレスとともにヨーロッパリーグ制覇を経験。そんなかつての“師弟”がイングランドの地で再会することとなった。『スカイスポーツ』によると、エメリ監督は「アストンヴィラの監督に就任して以来、トーレスに注目していた」そうで、「チームをさらに高いレベルへと引き上げるのにトーレスが貢献してくれると信じている」という。

ビジャレアルは、地元出身で、2003年にクラブのアカデミーに加わり、20年間にわたって在籍したトーレスに対して「地元出身のDFの成功に満ちた日々に敬意を表しクラブへの貢献に感謝を述べるとともに、彼のプロとしてのキャリアが素晴らしいものになるよう祈っている」とクラブ公式サイト上で感謝のメッセージを伝えた。

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