7月12日の都内は、全国で今年最も暑い1日になりました。都内は猛烈な暑さとなり、八王子で39.1℃を記録。全国で今年1番の暑さとなりました。
都内は7月12日も朝から気温がぐんぐん上昇し、八王子市では午後1時過ぎに39.1℃と、全国の今年1番の暑さを記録しました。また練馬で38.6℃、都心で37.5℃と、各地で猛暑日となりました。この危険な暑さに八王子の街では…
街の人：「灼熱です。もうちょっと外にいるのが無理です」「（きょうの日差しは？）今年最高じゃないですか、すごいですね。危ないですよね、危険ですよね」「（暑さ対策は？）もう日傘で。（日傘でなんとかなりそう？）無理そうですね。地球、燃えてますね」
燃えるような暑さとなった八王子市内、まだ梅雨明け前にもかかわらず、夏の定番が大人気に。
記者：「八王子駅からほど近いこちらのカフェでは、この商品が人気となっています」
冷たい氷を削り、あま～いシロップがかけられたかき氷です。八王子駅近くのこちらのカフェでは、朝から注文が殺到したということです。
町屋カフェ金多屋 加藤店長：「本日暑いということでかき氷が出ることが予想されたので、スタッフの人員を増やして、営業している。かき氷は3倍から4倍は出てますかね」
まさに灼熱の中のオアシス、店を訪れた多くの人が、ひとときの涼しさに癒やされていました。
来店客：「もうすごい暑いんで、子どもがかき氷大好きなんで習い事の前に来ました。暑すぎて溶けそうな感じ」
7月12日は八王子で今年の全国最高気温となる39.1℃を観測しました。この暑さの理由を気象予報士の敷波さんに解説してもらいます。
実は八王子ではこれまでに5回だけ39℃以上を記録したことがありますが、八王子で39℃というのは、めったに出る気温ではありません。ここまで気温が上がった要因としては、上空の暖かな空気と強い日差しに加えて、フェーン現象も重なったとみています。これは、山を越えた風が乾いた熱風となって吹き下ろす現象です。
八王子の西側には山が連なり、気温が39℃に到達した午後1時ごろには南西の風が吹いていました。実は、過去39℃台を記録した時のほとんどは同じ南西の風が吹いていたんです。この風が山を吹き降りたことで、都心に比べて八王子や府中で異常な高温になったのではないかと見ています。
