特殊詐欺被害を未然に防いだとして栃木署は11日、ローソン栃木片柳2丁目店の増山一成(ますやまかずなり)店長(40)と、篠原美幸(しのはらみゆき)副店長(51)に感謝状を贈った。
2人は6月17日夕、同店で3万円分の電子マネーを購入しようとした栃木県栃木市内在住の60代男性に使途を確認したところ、「パソコンの画面に警告表示が出た」などと話したことから詐欺を疑い、購入をやめるよう説得。増山店長が同署に通報して被害を防いだ。
2人は昨年7月も詐欺被害を防いでおり、年に2回防止したため、県警から「声掛けマイスター」を委嘱された。管内で今年、同マイスターを委嘱されたのは4人となった。
増山店長は「これからもこうした犯罪が抑止できれば」、篠原副店長は「今後も同じような時に声をかけ、お客さまが詐欺で支払いをしないようにしたい」と話した。