猫が『甘えん坊』になる育て方3つ!甘えん坊になりすぎると大変な場合も…

1.去勢手術

去勢手術を施したオス猫が、甘えん坊になったという話はよく聞きます。これは、去勢手術によってホルモンバランスが変化したため。縄張り意識などが薄まり強いオスとして振る舞わなくなることで、甘えん坊な性格へと変化していきます。メス猫の場合でも避妊手術を施すことで性格が変化し甘えることが多くなる子はいます。

ただ、どちらかというとオス猫の方が甘えん坊になりやすい傾向があります。また、性格の変化にはあくまでも個体差があります。去勢・避妊手術を施したからといって必ずしも甘えん坊な性格になるとは限らないことを頭に入れておきましょう。

2.子猫の頃から接してあげる

猫が甘えん坊になるためには、一緒に暮らす人間に警戒心を持たせないことが大前提。そのため、子猫の頃から一緒に過ごし長い時間共に暮らしてきた個体は比較的甘えん坊になりやすいです。信頼できる家族相手には、猫も心を開き甘える仕草が目立つようになります。

ただ、どのくらい甘える仕草を見せるかは個体差があります。また、一緒に暮らしていても猫をイジメる・きつく叱るなど怖がらせる行動をとってしまった場合は、猫から警戒され甘える素振りも見せません。

3.愛情こめて猫のお世話をする

ご飯の用意に飲み水の交換、トイレ掃除にブラッシング。そうした猫のお世話を毎日欠かさず行ってくれる人は、猫にとっても特別な存在。そうした日々のお世話をしてくれる飼い主さんの姿を、猫は毎日見ています。そうした飼い主さんのことを、猫は自分を育ててくれる母猫のように感じ、強い信頼を寄せるようになります。

そのため、すりすりやふみふみなど母親に甘える子猫のような仕草をすることが多くなります。毎日のお世話が猫からの信頼獲得に繋がります。

分離不安には注意

甘えん坊な猫たちは可愛くて微笑ましいですが、同時に注意点も存在します。それは精神的依存によって生じる分離不安。甘える対象である飼い主が長時間不在になると、猫が不安に襲われ体調不良や問題行動を引き起こすケースがあります。

元々は犬に多く見られる症状でしたが近年は猫を大事にし長時間一緒に過ごされる飼い主が増えたことで、分離不安を持った猫の報告例が増えてきました。普通に暮らしているぶんには過度に心配する必要はありませんが、過度に甘えん坊だと感じる場合は注意してあげましょう。

まとめ

ツンツンしていてマイペースなイメージが強い猫が甘えてくる仕草は、とても可愛らしいもの。猫から向けられる親愛の気持ちも嬉しいものです。ただし、過度に甘えん坊になり過ぎると猫が飼い主さんに依存してしまう恐れもあります。

そのため、適度にお留守番をさせるなどして最低限の自立心は持たせてあげましょう。

© 株式会社ピーネストジャパン