無実の黒人が白人警官に殺された実話の映画化 「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」公開決定

モーガン・フリーマンが製作総指揮を務めた、無実の黒人が白人警官に殺された実話の映画化作「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」が、2023年9月15日より劇場公開されることが決まった。

「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」は、実際の事件をもとに、90分間を実際の事件をほぼ同時間で描くサスペンス。2011年11月19日、早朝のニューヨーク。双極性障害(躁うつ病)を患う黒人のケネス・チェンバレンは、就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認で到着した3人の白人警官に、ケネスはドア越しに通報は間違いであると伝えるが聞き入れてもらえない。最初は穏便に対応していた警官らは、やがて高圧的な態度へと変わり、ドアをこじ開けようとする。警官が到着してから90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。

企画に感銘を受けたハリウッド俳優のモーガン・フリーマンが、「インビクタス/負けざる者たち」のプロデューサーのロリ・マクレアリーとタッグを組み、製作総指揮を担った。モーガン・フリーマンは、「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」と語っている。ケネスを演じた主演のフランキー・フェイソンは、ゴッサム賞で最優秀主演男優賞を受賞した。

【作品情報】
キリング・オブ・ケネス・チェンバレン
2023年9月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:AMGエンタテインメント
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