ウクライナ警察、震災遺構を視察 日本で研修、福島県の小学校に

震災遺構の請戸小学校跡で、ロシアによる侵攻と東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげるウクライナ国家警察の幹部ら(左側)=13日午前、福島県浪江町

 ロシアによる侵攻で犠牲になった人の遺体の身元確認に関して、日本警察から研修を受けているウクライナ国家警察の幹部10人が13日、東日本大震災の遺構として公開されている福島県浪江町の請戸小学校跡を視察し、当時の犠牲者捜索や身元確認について県警の担当者から説明を受けた。

 請戸小は海岸から約300メートル、東京電力福島第1原発から約6キロの場所にあり、地震発生から約40分後に津波に襲われた。

 10人は校舎の前でウクライナ侵攻と大震災の犠牲者に黙とうをささげた後、壁や天井が壊れた校内や当時の写真が展示された教室を見学するなどした。

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