バルセロナ、20歳パブロ・トーレがジローナに武者修行へ? ロメウ獲得材料にはならずか

[写真:Getty Images]

バルセロナのU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)が武者修行に出るようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。

パブロ・トーレは昨年7月にラシン・サンタンデールから加入。“先輩”スペイン代表MFぺドリのような成長曲線を描くことが期待されたが、1年目の2022-23シーズンはラ・リーガ8試合、公式戦全体では13試合の出場にとどまった。

それでも、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ敗退が決まった状態で臨んだ第6節のビクトリア・プルゼニ戦で加入後初めてスタメンに名を連ね、初ゴールも記録。ラ・リーガでも優勝決定後の最終盤で初スタメンの機会を与えられるなど貴重な経験を積んだ格好だ。

一方で、パブロ・トーレ自身が1年間のレンタル移籍を希望していることは以前から報じられており、現段階ではジローナとの交渉が進行中。他の行き先も頭の片隅に置きつつ、着々と合意に近づいているとのことだ。

また、バルセロナはジローナから下部組織出身のスペイン人MFオリオル・ロメウ(31)の獲得を目指していることが広く知られており、可能であればパブロ・トーレを交渉材料に含めたいと考えているという。

しかし、これについてはジローナ側が不快感。スペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じた“ペップの弟”ペレ・グアルディオラ会長はバルセロナに対し、「周辺地域のクラブに好感を振りまきたいなら、ロメウとは契約しないことだ」と厳しい言葉を投げかけた。

パブロ・トーレおよびロメウを巡るバルセロナとジローナの協議は3週間近く続いており、バルセロナは近日中にもスポーツ・ディレクター(SD)のマテウ・アレマニー氏が会談に臨むとみられている。

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