レトロ純喫茶のふわふわパンケーキ…小説『氷点』ファン大満足「旭川最古」

前回の記事、
連日多くの人が訪れる"小説『氷点』の舞台 "…「三浦綾子記念文学館」で本の世界に浸る【旭川】では、
三浦文学の聖地とも呼べる「三浦綾子記念文学館」の魅力や見どころについてご紹介しました。
そんな「三浦綾子記念文学館」を見学の際には、ぜひ訪れてほしい喫茶店があるんです!

それが『珈琲亭ちろる』。『氷点』にも登場する、今年で84年目を迎える旭川最古の喫茶店です。

絶品スイーツに舌鼓!

「ふわふわリコッタパンケーキドリンクセット(1,300円 税込)」

今年で84年目を迎える『珈琲亭ちろる』。
オーナーの高齢化で一度は幕を閉ざしますが、2012年にリニューアルオープン。

その際メニューも一新し、今風に変更を行ったそうです。

多くの媒体で取り上げられ、お客様人気も高いのが
「ふわふわリコッタパンケーキ (ドリンクセット 1,300円・単品 1,000円 ※ともに税込)」
※パンケーキのラストオーダーは午後4時

メープルシロップをかけていただきます。

ローストした胡桃が入った添え付けのハニーナッツバターは自家製。
ほんのり塩味が感じられ、シロップとよく合います。

オーダーしてから約20分かけて焼き上げるパンケーキは、しっかりと焼けているのに今どきの軽い口当たり感もあって絶品。
見た目はボリューミーですが、ペロッと完食してしまいました。

鮮度にこだわった「スペシャルティコーヒー」

『珈琲亭ちろる』で提供されるコーヒーは、特定の生産国の小地域、区画内においてもたらされ、その土地の気候、土壌、人の3要素によって構成される魅力のある風味特性を持つ「スペシャルティコーヒー」。
鮮度を大切にしており、コーヒー豆ならではのさわやかな酸味を感じられます。

フルーティーな酸味を感じられる浅煎り、香ばしい苦味とコクのある深煎り、またその中間の中煎りからチョイスできます。

私は中煎りをオーダーしましたが、中煎りでもしっかりとした苦味を感じられ、ミルクを垂らして飲むのもオススメです。

『氷点』の作中では、夏枝が美容院帰り、数日後に控えた父への訪問に浮足立つ気持ちを抑えきれず、同店に立ち寄ります。
注文したコーヒーにミルクを垂らそうとしたとき、耳鼻科医の村井が現れます。
この時の村井は、夏枝の眼に再び魅力的に映り、数日後の来訪を打診された夏枝は、啓造との旅行をキャンセルするのでした。

ミルクをたらそうとした夏枝を再現してみます。村井の登場にハッとする夏枝の心情を想像してみました(笑)

空間までもがプレゼント

煉瓦造りの壁や木の床から、昔懐かしく落ち着いた雰囲気を感じられる『珈琲亭ちろる』。
三浦綾子さんの夫、光世さんもたびたび訪れていたそうです。

歴史を感じられる純喫茶で、こだわりのコーヒーと絶品スイーツを楽しみながら、『氷点』の世界を感じてみてはいかがでしょうか。

珈琲亭ちろる
住所:北海道旭川市3条通8丁目左7 (3・4仲通)
電話番号:0166-26-7788
営業時間:午前8時30分~午後6時(現在は時短営業中で午前10時~午後5時)
定休日:日曜日
Webサイト:http://cafe-tirol.com/index.html

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。)

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