生活保護を不正受給…虚偽申告24回の女逮捕 通帳も偽造、家族の給食費の納付も免れていた「記憶ない」

吉川署=埼玉県三郷市上彦名

 生活保護費などを不正に受給したとして、埼玉県警吉川署は12日、詐欺の疑いで、三郷市彦成4丁目、無職の女(52)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2020年2月から22年1月まで、24回にわたり、虚偽の収入を申告し、同市から生活保護費計172万2386円などをだまし取った疑い。

 同署によると、昨年3月、市生活福祉課から同署に相談があったという。女は20年に、生活保護費の受給を更新する際、虚偽の収入申告書や偽造した通帳の写しを提出し、生活保護費を受け取り続けていたという。昨年1月、市が調査したところ、不正受給を確認。家族の給食費約11万円の納付も免れていたことが分かったという。

 女は容疑について「偽造の書類を提出した記憶はない」と否認しているという。

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