「正直残念」クラブOBの石川直宏氏、FC東京サポーターの行き過ぎた行為に心境「モヤモヤしたモノがずっと残り続けています」

[写真:©︎J.LEAGUE]

クラブのOBで、現在はFC東京のクラブコミュニケーターを務める石川直宏氏が、天皇杯での“東京ダービー”を受けて、心境を綴った。

【写真】クラブOBも心を痛める…スタンドからの風景

12日、第103回天皇杯3回戦が味の素スタジアムで行われ、FC東京は東京ヴェルディと対戦した。

実に12年ぶりとなる“東京ダービー”となったが、試合に向けた熱量が間違った方向に向かってしまう。

FC東京もすでに報告をしている通り、サポーターの問題行動が散見。試合前には最寄りの飛田給駅の敷地内にある企業看板に対し、張り紙や生卵が投げつけられており、器物損壊の被害届も出ている状況となった。

さらに、試合前のスタンドでは禁止されている花火や発煙筒の使用が確認。実行者の特定には現時点で至っていないものの、クラブは厳正な対処をすると発表し、調査に乗り出しているとしていた。

この試合をスタンド観戦した石川氏も自身のインスタグラムを更新。ダービーの熱量を喜ぶ一方で、看過できないサポーターの愚行への心境を綴った。

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『12年ぶりの東京ダービー』

120分戦い抜き、PK戦で勝利を掴んだ結果と熱量に、未だ興奮冷めやらぬ状態。

と同時に正直モヤモヤしたモノがずっと残り続けています。

FC東京ファミリーとは約20年、信頼とリスペクトを持って過ごしてきました。

その信頼とリスペクトに欠ける、間違った熱量もあった事実に、正直残念に思っています。

クラブの一員として、FC東京ファミリーとして、その事実としっかり向き合い、コミュニケーションを図りながら、クラブ内外での信頼を新たに構築出来るように精進したいと思います。

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今回のサポーターの行き過ぎた行動は多くの波紋を呼び、同じFC東京を応援する人々からも批判的な意見が殺到。クラブがしっかりと対応することにはなるが、身勝手な行動が及ぼす影響を問題視する声が多く挙がっている。

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