川勝知事“不信任決議案”わずか1票足らず否決 給与問題めぐり…(静岡県)

いわゆる「コシヒカリ発言」をめぐり、静岡・川勝知事が給与やボーナスを返上していなかった問題で、12日、県議会に提出された知事への「不信任決議案」は、可決までわずか1票足らず否決されました。

12日の県議会で、川勝知事は「給与とボーナスを返上する」とあらためて表明しました。しかし、県議会最大会派の自民改革会議は、可決されれば知事は10日以内に県議会を解散しなければ失職する「不信任決議案(法的拘束力あり)」を提出しました。

そして、日をまたいで行われた採決の結果「賛成50」「反対18」で、「可決」に必要な出席議員の4分の3にあたる「51」にわずか1票届かず「不信任決議案」は「否決」されました。

一夜明け、報道陣の取材に応じた川勝知事は…

(川勝知事)

「非常に重く真摯に受け取めている。大変多くの方たちが不信任の決議に賛成されたということは、辞職勧告決議に勝るとも劣らない大きな意見として受け止めている。結果は票が足りなかったので、職務に専念する。この決意は変わりません」

このように話し知事の職を続ける意向を示しました。

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