サイゼリヤ<7581>、厨房設備開発子会社のCSsTを合弁相手のハイサーブウエノに譲渡

サイゼリヤの店舗(東京都江戸川区で)

サイゼリヤは、厨房設備開発の合弁子会社CSsT(東京都台東区。売上高4000円、営業利益△268万円、純資産2720万円)の全保有株式66.7%を、合弁相手で厨房製品製作のハイサーブウエノ(新潟県三条市)に譲渡することを決めた。CSsTは2022年5月、サイゼリヤが開発した店舗設備・技術を国内の飲食店に横展開することを目的に設立し、ハイサーブウエノは33.33%を出資。CSsTの今後の成長について協議した結果、双方が自社の得意分野に集中することが望ましいと判断したという。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年9月28日。

譲渡先のハイサーブウエノは1969年に設立し、厨房板金を中心に食品関連施設向け製品を主力とする。顧客のPB(プライベートブランド)製品、新型コロナ禍で需要が高まった飛沫防止ガードなどの製作も手がけている。

サイゼリヤはCSsTを譲渡後も、ハイサーブウエノとの各種連携や協力関係を維持する予定としている。

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