最大クラスの津波を想定した避難訓練 宮城・気仙沼市の震災遺構

宮城県気仙沼市の震災遺構、伝承館で地元の中学生が参加し最大クラスの津波を想定した避難訓練が行われました。

訓練は来館者を安全かつ確実に避難誘導するため2022年から取り組んでいて、地元の新月中学校3年生の生徒43人が参加しました。

訓練は、県が2022年新たに公表した浸水想定を元に最大クラスの津波を想定し、施設を見学中に地震が発生した設定で避難場所までの誘導手順などを確認しました。

生徒「私たちでもきついくらいなので、もっと小さい子とか高齢の方はきついなと思いました」「知らない土地で厳しい条件下で避難するという難しさを感じました」

気仙沼市東日本大地震災遺構伝承館芳賀一郎館長「東日本大地震を体験しても、しばらくは来ないだろうという雰囲気が階上地区内にも感じます。だから避難訓練は常時やってないと駄目なのかなと」

伝承館では、土地勘の無い人にも分かりやすく安全に避難できる経路などを示した避難計画を策定するということです。

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