シンガポール向け食の商談会 名物「じゃこ天」にバイヤーの意外な反応とは

四国4県の食品を海外にPRしようと、シンガポールのバイヤーらを招いた商談会が13日から愛媛県松山市内で始まりました。

商談会に招かれたのは、シンガポールの飲食店など8社のバイヤーら。
12日に愛媛県宇和島市を訪問した一行は、養殖場でエサやりを体験するなど、生産者と交流し、13日には四国4県の食品会社との商談会に臨みました。

商談会で、現地の日本食レストランの経営者に対し、「じゃこ天」をPRしていたのは愛媛県西予市の「おがた蒲鉾」です。
かまぼこを試食したバイヤーは...

(バイヤー)
「地元メニューを開発したい。例えばなすびの中に豆腐やすり身や野菜などを入れたメニューを考えている」

現地の好みに合わせた商品を開発するため、「じゃこ天」の原料であるすり身を売ってほしいと求めてきました。
おがた蒲鉾では、すり身の状態で販売できないか検討することになりました。

(おがた蒲鉾 担当者)
「国内市場はやはり少子化になっていて、規模が縮小になるということで海外展開をしていかないとこれから生き残っていかないのではないか。(シンガポールは)日本食ブームが来ているところもあるし富裕層もけっこういるので是非そういうところで期待している」

この商談会は、14日までの2日間で四国の食品会社23社が参加を予定していて、取り引きが決まれば愛媛エフ・エー・ゼットを通じて輸出が行われるということです。

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