「人も操れるんだ」怨念のこもったサイコキネシス『イノセンツ』60秒予告編&キャラクターポスター

アカデミー賞ノミネート(脚本賞)監督、北欧の新たなる鬼才エスキル・フォクトの最新作にして、世界の映画賞を総なめにしたサイキック・スリラー『イノセンツ』が7月28日より公開される。このほど、60秒予告編とキャラクターポスターがお披露目となった。

2021年第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品、2022年ノルウェーのアカデミー賞と称されるアマンダ賞で、監督・撮影・音響・編集の4部門受賞。世界の映画祭で16映画賞を受賞し、アメリカの批評家サイトRottenTomatoesでは満足度96%を獲得。ジャンル映画ながらそのクオリティの高さを、世界が認め絶賛した北欧サイキック・スリラー『イノセンツ』。ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。

予告編は、団地に引っ越してきた9歳の少女イーダに、同じ団地の別棟に住むベンが「引っ越してきたの?」と声を掛けるシーンから始まる。イーダ、姉のアナ、ベンと、アイシャの4人が公園で無邪気に遊ぶなか、アナの隣で不気味に皿が回り続ける様子や、大人たちの目が届かない団地や森の中で戯れ合い、サイキック・パワーのテストを繰り返していく様子が映し出されている。そして、ベンが母親に「話を聞いているのか」と顔を掴まれた、怨念のこもったサイコキネシスを思わせる表情で「人も操れるんだ」と言ったのち、暗がりで何者かが暴行を受ける衝撃的なシーンに続く。病院に運ばれたイーダが母親に「意地悪な子がいたらどうする?」と恐怖に打ち震えながら吐露する。“無垢なる恐怖”がエスカレートしていく狂気的なシーンが畳み掛けられた後、イーダは「ただ遊んでいただけ」とつぶやくシーンで終わる。

キャラクターポスターは、少年少女それぞれの顔を全面に配した圧倒的なビジュアルに。目を見開いた少年少女の瞳に映るのは、敵か味方か?4人の感情の揺らぎを繊細にすくい取った表情が、観るものの心を惹きつける圧倒的な力を持っている。

さらに、このキャラクターポスターの迫力を存分に生かしたグラフィック・デザイナー石井勇一によるチラシ裏面のビジュアルも到着。一度観たら、忘れられないインパクト大の本チラシをぜひ全国の劇場で手に取っていただきたい。

『イノセンツ』
2023年7月28日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:エスキル・フォクト
撮影監督:シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム サム・アシュラフ エレン・ドリト・ピーターセン モーテン・シュバラ
配給:ロングライド

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