「戦後すぐNATO加盟」と期待 ゼレンスキー大統領表明

リトアニア・ビリニュスで、G7の共同宣言発表時に話すウクライナのゼレンスキー大統領(右)。左はバイデン米大統領=12日(ゲッティ=共同)

 【ビリニュス共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、リトアニアの首都ビリニュスで記者会見し「戦争が終わればすぐ、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に招請される」と述べ、将来のNATO加盟に強い期待を表明した。ビリニュスで同日に閉幕したNATO首脳会議では、ロシアと戦うウクライナの加盟に関する明確な道筋は示されなかった。

 ゼレンスキー氏はウクライナへのクラスター(集束)弾供与を決めたバイデン米大統領にも謝意を示し、クラスター弾は「領土奪還のために必要だ」と強調した。

 一方、G7首脳は12日に発表した共同宣言で、ウクライナへの長期的な安全保障を約束した。

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