「中四国のゲートウェイへの第一歩」人気路線が3年7か月ぶりに復活 広島-ソウル便 就航

海外旅行の行き先として人気の路線が復活です。広島とソウルを結ぶ定期路線が13日、3年7か月ぶりに就航しました。

近藤志保 記者
「チェジュ航空、ソウルからの第1便が今、広島に着陸します」

韓国のLCC(格安航空会社)「チェジュ航空」の定期便が就航しました。就航したのは、広島空港とソウルの仁川空港を結ぶ路線です。

ソウルからの初便で142人が到着しました。横断幕を持ったスタッフに出迎えられ、記念品が贈られました。

乗客たち
「留学でずっと韓国にいて、(直行便ができて)帰るのが楽になりました」
「10年前に1回観光したことがあるんですけど、もう一度、観光したいと思って来ました」

この路線は火曜日・木曜日・土曜日の週3往復で、広島への到着は午前9時半。その後、午前11時に韓国へ向けて出発します。

第1便の到着後、県や三原市、空港関係者などが出席し、就航を祝いました。

韓国総領事のイム・シフン駐広島総領事は、「待ちに待った就航。今は週3回だが、今後、毎日の運航も期待する」と話しました。

広島国際空港 中村康浩 社長
「いよいよ、われわれが目指す広島空港を中四国のゲートウェイにするための第一歩が踏み出せるようになったと思います」

広島-ソウル線は当時、運行していた「エアソウル」が、2019年の12月に日韓情勢の影響による赤字のほか、路線を再編成するため、運休していて、それ以来の復活となります。

また、広島空港の国際線はコロナ禍ですべての路線が運休していましたが、1月に台北線が再開しています。

一方、今月19日から予定されていたベトナムのLCC「べトジェットエア」の広島-ハノイ線は、就航が延期されました。ベトジェットエアの日本総代理店によりますと、10月からの就航を目指して調整をしているということです。

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