【新型コロナ】神奈川の感染者、8週連続増 定点当たり7.38人 5類移行直後の約3倍

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は13日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。3日~9日までの1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は7.38人となり、前週に比べて1.08人増加した。

 5月8日の5類移行後、前週比で増加するのは8週連続。5類移行直後の5月8日~14日は2.33人で、約3倍に増えた。

 報告された患者数は県内全体で2709人だった。医療機関当たりの報告数は、横浜市で7.12人、川崎市で8.75人、相模原市で5.97人、政令市を除く県域全体で7.45人。県衛生研究所の担当者は「年代別では10代や40代、50代の感染者が多い。しばらく様子を見る必要がある」と話している。

 一方、12日時点の入院者数は624人(前週比119人増)で、このうち重症者は15人(同2人減)。確保病床の使用率は18.07%で、このうち重症用病床は6.63%だった。

 5類移行に伴い、感染者数の全数把握は廃止され、定点医療機関から報告される感染者数を県がまとめて週1回、公表することになった。

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