【体が硬くても大丈夫】疲労回復におすすめの「股関節ストレッチ」2つ

おはようございます! ヨガインストラクターの高木沙織です。

今回ほぐしていく体のパーツは、“股関節”周辺。

近頃、寝ても休んでもスッキリしない疲れやダルさを感じていませんか? もしかしたらその疲労感、原因は股関節周辺にあるかもしれません。なぜなら、股関節周辺には太い動脈や静脈、リンパが流れているから。

股関節周辺が座りっぱなし・立ちっぱなしの姿勢、またはこれからの季節は冷房で体が冷えることも関係して血流が滞ってしまうと、老廃物もまた滞りがちになります。
心身の疲労は股関節に溜まる」と、言われているのにも納得です。

しかし逆を言えば、股関節周辺をほぐして血流をうながすこと=疲労回復に効果を期待できるということ。

それでは早速、股関節周辺のストレッチをおこなっていきましょう!

疲労感を押し流す「股関節周辺」のストレッチ2つ

ここからは、「体が硬いから股関節のストレッチは苦手」という方でも取り入れやすい2つのストレッチをご紹介していきます。

【1】合せき(がっせき)の姿勢でおこなうストレッチ

1)足の裏同士を合わせて座る。

※ かかとを恥骨に引き寄せて、手で足先をつかみます。骨盤を立て、下腹部から引き上げるように背筋を伸ばしましょう。両ひざは、無理のない範囲で床に近づけて下ろします(床につかなくてもOK)。

2)上体を右~前~左~うしろと大きく回す。

※ 上体で大きな円を描くようなイメージで体を動かします。自分の体重を使って、じっくり・じわじわと股関節周辺を刺激していきましょう。右回り・左回りそれぞれ5~10回ほど繰り返します。目安は、1呼吸のあいだに1周するくらいの速さ。ゆっくりおこなうとGOODです!

【2】ひざを曲げて前屈するストレッチ

1)正座で座り、右ひざをうしろに引く。

※ 左のかかとは恥骨に引き寄せます。右足は股関節のラインに、ひざは90度を目安に曲げておきます。

2)【息を吐きながら】両手を体の前につき、上体を前屈させる。

※ 手の指先を前に歩かせながら、ゆっくり前屈していきます。股関節周辺が心地よく伸びるところで呼吸を5~10回ほど繰り返しましょう。ひじを床につけてもOK。反対側も同様におこないます。

ポイント

体重のかけ具合をうまく調節しながら、股関節周辺をじっくりとほぐしていきましょう。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

© アイランド株式会社