梅雨明け発表前から猛暑が続く中、県内量販店では暑さ対策製品の商戦が熱を帯びている。エネルギー価格の高騰が続く一方、新型コロナウイルスの「5類」移行で外出機会が増える今夏。省エネ機能を備えたエアコンや、手軽に持ち運びできる携帯型扇風機、首元を冷やす「ネックリング」などが売れ筋となっている。
「電気代の値上げを受け、夏に向けて早めに購入される人もいた」
そう語るのは、家電量販店のノジマ(横浜市西区)の川崎水沢店(川崎市宮前区)で季節商品部門を扱う鎌形和摩さんだ。
夏本番を迎える前から、エアコンを買い替える動きが進んでいるといい、店頭では省エネ機能を備え、電気代が抑えられるエアコンの需要が増加。特に省エネ機能のある6畳用の製品は、前年同月と比べて1割以上売れているという。