山田裕貴 10年来親友・志尊淳から「共演NG」にされているワケ

主演連ドラの撮影で慌ただしく車に乗り込む山田裕貴

「山田さんは『どうする家康』で主演する松本潤さん(39)にとてもかわいがられています。先日、山田さんが声優として出演した映画『BLUE GIANT』を一緒に見に行って、松本さんが涙を流すのを見て、もらい泣きしたそうです」(ドラマ関係者)

現在、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)で本多忠勝役として出演中の山田裕貴(32)。

「山田さんは大河だけでなく、他作品の台本を約20冊も抱えているほど、出演作が相次いでいます。また、昨年末には女性誌が選ぶ『国宝級イケメンランキング』の『ADULT部門』で2度目のトップとなり殿堂入り。現場でその受賞をお祝いされると、『こんな三枚目が選ばれたのはメークさんやスタイリストさん、照明さんのおかげ。“イケメン磨き”ではなく、お芝居を磨き続けます』と苦笑いして場を盛り上げていました」(前出・ドラマ関係者)

今月5日、元乃木坂46の女優・西野七瀬(29)との真剣交際も報じられた。オンラインゲームを通じて意気投合したという。

「山田さんには友人がとても多く、中川大志さん(25)や本田翼さん(31)もオンラインゲーム仲間。『東京リベンジャーズ』で共演する吉沢亮さん(29)も親友です。山田さんには“天然”なところがあり、どの撮影現場でも老若男女問わず共演者やスタッフから愛されています」(制作関係者)

そんな山田に「共演NG」を突き付けている相手がいるという。

「志尊淳さん(28)です。2人はもともと俳優集団・D2のメンバーで山田さんは4歳年上の先輩ですが、デビューは同じ’11年です。そのため2人は仲間意識が強く、お互いの自宅に週3〜4回行って演技について話し合い、毎日のように電話する仲だったそう。

駆け出しのころはセリフのないエキストラの仕事ばかりで、舞台のセットを組み立てる下積み時代が続いたと話していました。オーディションに落ちた日は2人で泣きながら『いつか一緒にテレビに出ような!』と誓ったり、山田さんの自宅で一緒に風呂に入って“厄落とし”したりする盟友だったんです」(前出・制作関係者)

強い絆で結ばれた2人はD2時代から何度も共演していたが……。

「実は’19年秋に公開された映画『HiGH&LOW THE WORST』以来、共演していません。志尊さんが突然『共演NG』を出したからだと聞いています」(前出・制作関係者)

志尊といえば最近、連続テレビ小説『らんまん』で、どんな苦難があっても主人公・万太郎(神木隆之介)を献身的に支え続けた竹雄役を演じて話題になった。

「朝ドラ前半3カ月を終え、退場した志尊さんに対してSNSで“竹雄ロス”が連日トレンド入り。高視聴率を呼んだ名演といえるでしょう」(テレビ誌ライター)

■「自分の目標や夢がわからなくなって」

そんな志尊がなぜ10年来の親友である山田を「共演NG」にしたのか。

「3年前のテレビ番組で山田さんは『志尊から“変に今、共演したくない”って言われました』と明かしていました。その理由は『同じ事務所だから(共演)できたと思われたくない。ちゃんと俳優として周りから認められて共演したい』というもの。

山田さんは戸惑いながらも、“志尊らしい。お互い、もうひと踏ん張りしよう”と伝えて納得したそうです。それ以来、2人の意向どおり、共演作はありません」(前出・制作関係者)

本誌は6月上旬、都内で山田が初の民放ゴールデンプライム帯の主演連ドラ『ペンディングトレイン』(TBS系)のロケで汗を流す姿を目撃している。次の現場に向かうため、急ぎ足で車に乗り込んでいった。

山田は連ドラ主演後の仕事との向き合い方について最近のWEBインタビューでこう語っている。

《今まではオファーが来たらやる、来たらやる、ということを続けてきたので、自分の目標や夢がわからなくなっていて。『お願いします』って言われたからやろう、という感覚しかなくて、自分が何をやりたいのか、どういう俳優になりたいのかもわからなくなっていました。武士みたいな人間なので、斬って斬って斬りまくれというタイプではあるんですけど、もうちょっと冷静に、自分の声を聞いてあげようかなって。次の作品に向けて、もう一回、自分の中で内省する時間を持ちたいなと思います》(「リアルサウンド」6月16日配信)

大河と主演ドラマでさらに飛躍した山田と、朝ドラで大ブレークした志尊。切磋琢磨する2人だけに再共演は意外と近いかもーー。

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