「大阪の人は東京の人より手話速い」手話エンタメ発信団が来校 手話体操で子どもの関心アップ

石田さん(左)らの動きに合わせて、手話を取り入れた体操を体験する児童たち=京都府南丹市八木町・八木西小

 京都府南丹市八木町の八木西小学校で、手話の授業があった。児童は普及に取り組む団体のメンバーと一緒に手話を交えた体操を体験し、関心を深めた。

 6月末にあり、全校児童約140人が参加した。一般社団法人手話エンターテイメント発信団oioi(オイオイ、大阪市)の代表理事岡﨑伸彦さん(40)は「聞こえない人とのコミュニケーションは手話だけじゃない。口を大きく開けて話すと口の動きで読み解ける」とし、筆談やジェスチャーも重要な手段だと伝えた。

 その後、手話を取り入れた体操へ。理事の石田竜士さん(37)は「明るい」「暗い」の手話を教え、「手話で明るいと伝える時は表情も明るく」と助言した。児童は石田さんや岡﨑さんの動きに合わせて手話を楽しんだ。

 質問に岡﨑さんらは「1カ月あれば手話でかなりしゃべれるようになる」「大阪の人の方が東京の人より手話が速い」などと語った。

 6年の児童(12)は「八木西小から手話を広げ、世界の人が手話をしてくれたらうれしい」と話した。

© 株式会社京都新聞社