三浦文学館で遠藤周作展 共通項多数、生前交流も

三浦綾子記念文学館で開催中のミニ企画展「同時代を生きた作家―遠藤周作と三浦綾子―」=北海道旭川市

 北海道旭川市の三浦綾子記念文学館で、ミニ企画展「同時代を生きた作家―遠藤周作と三浦綾子―」が開催されている。長崎市遠藤周作文学館の協力で、2人の共通点や相違点を掘り下げる。来年3月20日まで。

 1922年に生まれ、99年に亡くなった三浦さんと、23年生まれで96年没の遠藤さんは、ともにクリスチャンで、戦争を生き抜き、長く闘病を経験するなどの共通項があり、生前交流もあった。

 三浦さんと遠藤さんが2人で写った写真や遠藤さんの妻順子さんが三浦さんに宛てた手紙などの資料も展示。三浦さんについての著作がある活水女子大の上出恵子名誉教授が、2人の作品のテーマなどについて解説を加えた。

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