茨城県北茨城市磯原町木皿の市立明徳小の5年生31人が13日、同市磯原町大塚のブルーベリー園で収穫作業を体験した。児童は熟して濃紺に色づいた果実を丁寧に摘み取り、旬の味覚を味わった。
同園はJA常陸峰岸果樹生産部会が耕作放棄地を活用し、約600本のブルーベリーを栽培。同校児童が毎年、除草や肥料やり、収穫を体験し、食育を学んでいる。この日は、食べ頃となった品種「ブライトウェル」などを収穫し、果実の味を確かめながら土産用の容器に詰めた。
小川栄路君(10)は「甘い実や酸っぱい実があり、みずみずしくておいしかった。実を取るのがとても楽しかった」と笑顔を見せた。同部会の鈴木利文さん(77)は「子どもたちの楽しそうな声に元気をもらえる」と話した。