大谷のトレード移籍先はヤンキースが最有力 ESPN記者が伝える

前半戦を借金1で終えたエンゼルスだが、今季終了後にFAとなる大谷翔平をトレードする可能性は依然として低いとみられている。しかし、まだトレード・デッドラインまでは2週間以上の時間が残されており、ここからエンゼルスがさらに負けを重ねた場合、大谷の電撃トレードがないとは言い切れない。では、もしエンゼルスが大谷放出を決断した場合、移籍先はどのチームが最有力なのか。ESPNのバスター・オルニー記者は、トレードで大谷を最も積極的に獲りに行くチームとしてヤンキースの名前を挙げている。

オルニー記者は「まずはヤンキースだ。ヤンキース、ヤンキース、とにかくヤンキース」とヤンキースがトレード市場で大谷の獲得に動く可能性が高いことを強調。それ以外の候補としてはレンジャーズとレイズの名前を挙げたが、「昨日、様々な情報筋と話をしたが、ヤンキースが最も意欲的である可能性が高いとみられている」とした。理由としては、ゲリット・コール、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンといった主力のスター選手たちがすでに30代に突入しており、オルニー記者が「ヤンキースにとっては今が勝つためのチャンスなんだ」と語るように、あまりのんびりしていられないというチーム事情がある。

今季のヤンキースはコールに次ぐ先発2番手としてカルロス・ロドンを獲得したものの、ロドンはオールスター・ブレイク直前にようやく戦列復帰。先発陣はコールくらいしか計算できる投手がいなかった。投手・大谷が加われば、コールとの二枚看板が他球団にとって大きな脅威となることは間違いない。DHにはスタントンがいるものの、ジャッジが故障しているため、スタントンを外野に回し、大谷をDHに置くことも可能。ひとまず半年の期間限定であれば、ジャッジ、スタントン、大谷を共存させることも可能だろう。

マリナーズの看板選手として活躍していたイチローは、2012年のトレード・デッドラインでヤンキースにトレードされ、自身2度目かつ最後のポストシーズンを経験した。大谷もイチロー同様、ピンストライプのユニフォームを着てポストシーズンの舞台に立つことになるのだろうか。

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