子ども向け「図工ルーム」 画家が古民家を改装して開設 「のびのびと作品表現を」/岡山・津山市

岡山県津山市上河原の画家・うしじまなこさん(34)=本名・石部菜子=が、同市北園町の古民家の一室を改装し、子ども向け図工ルーム「tautau(たうたう)」を開設した。今月から絵画ワークショップや教室などを開く。

うしじまさんは、京都嵯峨芸術大学短期大学部を卒業後、大阪府、岡山県内を中心に活動。結婚、出産を機に制作から離れていたが、子育てと向き合ううちに「子どもたちがのびのびと作品表現できる場所を作りたい」という思いが募り、5月、親戚が所有する空き家を借り、家族と協力しながら仕上げた。

木造2階建ての1階部分、9.5畳のスペースに、テーブルといす、冷暖房を完備。10人ほどが使用でき、年内は季節ごとのワークショップ、来年春からは絵画教室や作品の展示会なども企画する予定。

うしじまさんは「自由な発想で思う存分楽しんでもらい、子どもたちの”イメージの引き出し”」を豊かにする場所にしたい」と話している。

29日から31日に開くワークショップ「夏休みのえをかこう」の参加者も募集している。2部制で、午前8時半〜午後0時半、午後1時半〜5時半。参加費2,500円(作品持ち帰りバッグ付き)。スペースの都合上、参加は子どものみ。各回定員8人。
申し込み、問い合わせは、メール(tautauroom@gmail.com)。

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