岡山県内唯一の海の水族館で、20日に開館70周年を迎える玉野市渋川の玉野海洋博物館(愛称・渋川マリン水族館)。記念イベントとして、吉本興業(大阪)と連携した「渋海祭(しぶまりさい)」(15日)や無料開放デー(20日)を行う。
渋海祭では、水槽の裏側や作業通路など普段は見ることができないバックヤードを巡るツアーや、飼育するサメ、ヒトデなどの生き物に触れるコーナー、釣り堀といった体験ブースを用意する。
お笑い芸人で同館PR大使の江西あきよしさん、同館特任ディレクターの佐久間一行さん、同市観光大使の漫才コンビ・尼神インターの渚さんらが来場。瀬戸内海の環境変化を学ぶ授業やお笑いライブを繰り広げ、盛り上げる。江西さんは「さまざまな体験ブースを通して、渋マリの魅力を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
午前10時~午後5時(入館は午前9時~午後4時半)。入館料(大人500円、5歳~中学生250円)と、体験ブースによって別途参加料が必要。
全館無料開放デーは午前8時半~午後5時半(入館は同5時まで)。来館者にゴマフアザラシ、クリオネなどがデザインされたオリジナル缶バッジをプレゼントする。70周年の歩みを振り返る特別展示も同日から始める。
同館は戦後間もない1953年オープン。水族館と陳列館があり、大小34の水槽に瀬戸内海の海洋生物を中心に約180種2千匹を飼育展示している。
問い合わせは玉野市商工観光課(0863―33―5005)。