後半戦の注目ポイント MLB公式サイトが7項目をピックアップ!

MLBはオールスター・ブレイクを挟み、日本時間7月15日から後半戦がスタートする。二刀流の本格開花から3年目を迎えた大谷翔平(エンゼルス)はシーズン終了時にどんな成績を残しているのか。打率4割へのチャレンジで前半戦を盛り上げたルイス・アライズ(マーリンズ)は最終的にどれくらいの打率を残すのか。ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は本塁打と盗塁をどこまで伸ばすのか。MLB公式サイトでは、マニー・ランダワ記者が後半戦の注目ポイントを7項目ピックアップして紹介している。

まずは何と言っても大谷だ。今季前半戦はMLB最高の打者として32本塁打、OPS1.050をマーク。投手でも防御率3.32とまずまずの活躍を見せている。このままいけば2年ぶり2度目のアメリカン・リーグMVPは間違いないが、チームは前半戦最後の10試合で1勝9敗と急失速。もしナショナル・リーグのチームへトレードされた場合、本塁打王やMVPの可能性が事実上消滅するため、大谷の投打両面でのパフォーマンスと同様に、トレード・デッドラインでの動向にも大きな注目が集まることになるだろう。

アライズは前半戦を打率.383で終了。MLBの4割打者は1941年のテッド・ウィリアムス(打率.406)が最後であり、アライズが82年ぶりの快挙を成し遂げることができるか注目される。また、アクーニャJr.は史上5人目の「40-40」どころか、「40-70」や「40-80」を狙えそうなペースで本塁打、盗塁の両部門の数字を積み上げている。40本塁打以上の選手が同時に50盗塁以上を記録した場合、MLB史上初の快挙ということになる。

大谷、アライズ、アクーニャJr.に次ぐ4つ目の注目ポイントは「アーロン・ジャッジ(ヤンキース)はいつ復帰するのか?」ということだ。ヤンキースはジャッジ離脱後に得点力が大きくダウン。ポストシーズン進出のためにはジャッジができるだけ早くラインナップに戻ってくることが必要不可欠だろう。

5つ目の注目ポイントは「レッズの勢いはいつまで続くのか?」ということだ。今季はオリオールズ、レンジャーズ、マーリンズ、ダイヤモンドバックスなど予想以上の躍進を見せたチームが多いが、そのなかでも最大のサプライズと言えるのがレッズ。有望株エリー・デラクルーズの活躍もあり、前半戦終了時点で地区首位に立っているが、このまま地区優勝となれば、今季最大のサプライズチームとなることは間違いないだろう。

6つ目の注目ポイントは「がっかりトリオは今後どう動くのか?」ということだ。今季はポストシーズン進出を有力視されていたメッツ、カージナルス、パドレスの3球団が低迷中。カージナルスはトレード・デッドラインで売り手に回ることが濃厚となりつつあるが、メッツとパドレスはどのように立ち回るのだろうか。

そして、最後の注目ポイントは「トレード・デッドラインで誰が売りに出されるのか?」ということだ。先発投手ではマーカス・ストローマン(カブス)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ジョーダン・モンゴメリー(カージナルス)、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)らが注目株。打者では可能性こそ低いものの、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ノーラン・アレナド(カージナルス)、フアン・ソト(パドレス)らがトレードされる可能性もゼロではない。

注目ポイントが目白押しの2023年シーズン後半戦。今後もMLBの動きから目が離せない日々が続きそうだ。

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