円、一時137円20銭台 約2カ月ぶり円高水準

 14日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで一時1ドル=137円20銭台に上昇し、5月中旬以来、約2カ月ぶりの円高ドル安水準を付けた。米国の利上げが長期化するとの観測が後退し、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りが強まった。

 午前11時現在は前日比88銭円高ドル安の1ドル=137円48~51銭。ユーロは07銭円安ユーロ高の1ユーロ=154円40~49銭。

 前日に米国で発表された経済指標は、物価高が鈍っていることを示す内容だったため、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの回数が減るとの見方が広がった。

© 一般社団法人共同通信社