北朝鮮大使、ICBMを正当化 安保理会合で「自衛権の行使」

13日、ニューヨークで、国連安全保障理事会の緊急公開会合で発言する北朝鮮の金星国連大使(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は13日、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を協議する緊急公開会合を開き、日本と米国、欧州の理事国はミサイル発射を非難した。北朝鮮の金星国連大使が出席し、米国が朝鮮半島の軍事的緊張をあおっていると反論して核・ミサイル開発を「自衛権の行使だ」と正当化した。

 北朝鮮の代表が安保理会合に参加するのは2017年12月以来で異例。中国とロシアが北朝鮮を擁護し、安保理は18年以降、弾道ミサイル発射に具体的な対応を取れていない。

 金星氏は、6月下旬の米韓合同訓練などに触れ「米国は北朝鮮の安全保障にとって最大の脅威だ」と主張した。

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