「ゆる鉄」中井さんが写真展 長倉線撮り下ろしも ふみの森もてぎで17日まで

5月に長倉線を訪れて写真を撮影する中井さん

 【茂木】「ゆる鉄」など鉄道写真の新ジャンルで知られる人気鉄道写真家中井精也(なかいせいや)さんの写真展「中井精也展 素晴らしき鉄道情景」(町教育委員会主催)が14日、ふみの森もてぎで開幕する。17日までの会期中、中井さんも在廊する。

 同館開館7周年記念で、15日に同館で開幕する歴史展示の企画展「幻の長倉線-語り継ぐ先人の想(おも)い-」に合わせ、未成線の長倉線や真岡線の魅力を多角的に楽しんでほしいと企画した。

 中井さんは今回の展示に向け、長倉線の写真を撮影するため5月に町を訪問。未成線の旅を案内する趣で、途中の「大峯山トンネル」など多くの遺構や復刻版の距離標などを捉えた写真など16点を展示する。

 また35年前の真岡鉄道開業時に中井さん自身が撮影した貴重な写真や、真岡線など町や本県ゆかりの路線の作品が集められた。

 旅をしながら自身の作品を展示・販売する「ゆる鉄画廊NOMAD栃木もてぎ」も会期中会場で開催され、中井さんと触れ合える。

 16日午後2時からは会場で中井さんのスペシャルトークショーが開催される。参加申し込みは締め切られているが、先着順で立ち見の入場も受け付ける。初日の展示は午後1時から、最終日は同4時まで。

 (問)ふみの森もてぎ0285.64.1023。

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