高校野球青森大会 開幕試合は青森商が三沢に逆転勝ち

雨の開会式に臨み、横一列になって行進する参加48チームの選手たち=13日午前、青森市のダイシンベースボールスタジアム
【青森商-三沢】6回表、青森商1死二、三塁、宮本の左前打で2者が生還し、5-3と勝ち越す=ダイシンベースボールスタジアム
選手宣誓する7校連合のメンバーで、六ケ所の神優斗主将

 第105回全国高校野球選手権青森大会が13日、青森市のダイシンベースボールスタジアムで開幕した。開会式に続いて行われた青森商-三沢の開幕試合は、五回以降着実に加点した青森商が9-3で三沢に逆転勝ちし、2回戦に駒を進めた。大会第2日の14日は同スタジアムのほか、弘前市のはるか夢球場、八戸市長根公園野球場、六戸メイプルスタジアムの4球場で1回戦9試合を行う。

 今大会は悪天候により、開幕を当初予定の12日から1日順延した。開会式は激しい雨に見舞われたことから球場を1周する入場行進を取りやめ、外野に横一列に並んだ48チームの球児たちが内野に向かって一斉に前進する形で実施。スタンドでは傘を差した高校野球ファンや家族らが拍手を送った。

 県高野連の工藤清彦会長はあいさつで、選手やマネジャーに向け「大会の主役は君たち。これまで支えてくれた方々への感謝を忘れず、それぞれの目標に向かって一生懸命プレーして」と激励。選手を代表し、7校連合で出場する六ケ所の神優斗主将が「私たちの全力プレーで、支えてくれた全ての方々に笑顔、感動を届ける。この夏に向けて積み重ねてきた努力の結晶を余すことなく出し切る」と力強く誓った。始球式は式典の短縮のため、今年は実施しなかった。

 大会は4球場で計47試合を実施。準々決勝以降ははるか夢で行い、決勝は26日午後1時にプレーボールの予定。

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