31年ぶり、オニオオハシの赤ちゃん2羽誕生 名護市のネオパークオキナワ

 【名護】名護市のネオパークオキナワで、施設のシンボルにもなっているオニオオハシのひなが2羽誕生し、かわいらしい姿で訪れる人を楽しませている。2羽は順調に成長しており、13日には親鳥から餌をもらって食べる様子が見られた。

 オニオオハシは中南米原産で、キツツキ目オオハシ科の鳥。同施設では1992年に国内で初めて繁殖に成功し、それ以来の誕生となる。

 2羽は、父親「サンサン」と母親「プティ」の間に生まれた。5月25日ごろから鳴き声が聞こえ、7月8日に巣立ったことが確認された。ひなは黄色一色のくちばしだが、半年ほどすると、徐々にオレンジ色へと変わっていくという。

 飼育員の永川湧之輔さん(24)は「ぜひ、ひなのかわいらしい姿を見に来てほしい」と話した。同施設では夏休み期間の22日~8月30日、2羽の名前を募集している。(池田哲平)

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