今年はじめにクリスティアーノ・ロナウドを獲得したほか、今夏はインテルからマルセロ・ブロゾヴィッチまで引き入れたサウジアラビアの名門アル・ナスル。
しかもこの2023年には日本でツアーを行い親善試合を開催するということで、一層大きな注目を集める存在となっている。
今回は来日が近づいているアル・ナスルに所属した経験を持つ7名のレジェンド選手を特集してみた。なお、現在も所属している選手は除いているぞ。
デニウソン
国籍:ブラジル
アル・ナスル所属:2006~2007
ブラジル代表の「変態ドリブラー」として知られたデニウソン。日韓ワールドカップでトルコ代表を相手に見せた超絶キープはいまなお語りぐさになるような伝説の場面であった。
ベティスで長くプレーしたあと2005年にフランス・リーグアンのボルドーへと移籍し、そしてアル・ナスルへ加入した。残念ながら短期間の所属のみであったが、15試合で3ゴールを決めてアメリカへと渡っていった。
ルイス・グスタヴォ
国籍:ブラジル
アル・ナスル所属:2022~2023
バイエルン・ミュンヘンやヴォルフスブルクでプレーし、ブラジル代表でも一時期重要な役割を果たした名ディフェンシブミッドフィルダーだ。安定したパフォーマンスを備えた堅実派の選手として数多くのチームメイトに信頼された。
マルセイユやフェネルバフチェでプレーしたあと、2022年にアル・ナスルへと加入。ルディ・ガルシア監督に誘われての移籍であった。1シーズンで5ゴールを決めるなど活躍を見せ、今夏チームを離れることになった。
フリスト・ストイチコフ
国籍:ブルガリア
アル・ナスル所属:1998
柏レイソルでプレーしたことでも知られているブルガリアの伝説的ストライカー。1998年にバルセロナを退団したあとに移籍したのが、サウジアラビアのアル・ナスルであった。
異例なことに短期間のスポット契約であったが、その中でゴールを決めてインパクトを残し、アジアカップウィナーズカップも制覇。20万ドルの報酬を受け取って柏レイソルへと移籍している。
カルロス・テノリオ
国籍:エクアドル
アル・ナスル所属:2003
エクアドル代表で50試合に出場し、ワールドカップも2002年、2006年と2大会でメンバー入り。長く国際舞台で活躍を見せた名ストライカーであるが、彼は若い頃から中東のリーグを主戦場とした。
2003年にローンでアル・ナスルに加入してアジアの地を踏み、それからカタールのアル・サッドへ移籍。さらに2009年にはUAEの方のアル・ナスルと契約し、2011年まで中東でのプレーを続けている。
ロベルト・パラシオス
国籍:ペルー
アル・ナスル所属:2007
ペルー代表で128試合に出場してきた伝説的ミッドフィルダーだ。小柄な体格であったものの、パンチ力あるキックなどを武器に中盤で活躍を続け、ワールドカップに3大会出場した。
名門スポルティング・クリスタルで育ち、メキシコで主にプレーを続けたが、晩年になった2007年にサウジアラビアへと移籍。短期間ながらアル・ナスルでプレーした経験を持っている。
アンゲロス・ハリステアス
国籍:ギリシャ
アル・ナスル所属:2013
2004年の欧州選手権でギリシャ代表を驚きの優勝に導いたことで知られている長身ストライカーだ。パワフルなヘディングと身長を武器に欧州各国で長くプレーを続けたあと、2013年にパナシナイコスからアル・ナスルへと加入した。
わずか半年間の所属だったためにあまり大きな活躍は見せられなかったものの、リーグでは7試合で1ゴールを決める結果を残している。
フサイン・アブドゥルガーニー
国籍:サウジアラビア
アル・ナスル所属:2009~2017
アル・ナスル、そしてアル・アハリ両方のクラブで最高のレジェンド。サウジアラビアの伝説的サイドバックでもあるフサイン・アブドゥルガーニー・スライマーニーは、43歳まで現役でプレーし続けたという鉄人だ。
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サウジアラビア代表では138試合に出場し、ワールドカップには1998年、2002年、2006年と3大会出場。アル・ナスルでは8シーズンに渡ってプレーし、200試合以上でピッチに立っている。