部活でいじめ、体重20キロ減 PTSD、「重大事態」も認定

 茨城県石岡市教育委員会は14日、市立中3年の男子生徒が部活でいじめを受け、昨年7月から不登校が続いていると発表した。生徒は心的外傷後ストレス障害(PTSD)で体重が20キロ以上落ちた。市教委は昨年9月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定した。

 市教委によると、生徒は1年生だった2021年から、所属していた運動部の活動の際、歩き方や競技の様子をまねされたり、ボールをぶつけられたりするなどの被害に遭った。顧問は不在が多かったという。

 生徒は頭痛などを発症し、母親が昨年7月、学校側にいじめを訴えた。母親は9月にも対応を求める申立書を提出し、市教委が重大事態と判断した。

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